忍者ブログ
人力飛行機な奴ら
[29]  [28]  [27]  [26]  [25]  [24]  [23]  [22]  [21]  [20]  [19
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

しばらくほっておくと、エンドリブのエスレンとバルサ材がはがれてしまうことがあります。
そこで、エスレンとバルサ材の接着で、しっかりと接着することが出来、はがれにくいものには何があるか、まわりを探しました。
そこで、目についたのが、航研最強の接着材であるエポキシでした。

ここ最近のエンドリブの接着、つまりエスレンとバルサ材の接着には、スプレーのりの77が使用されています。この77のみで接着する方法では、エンドリブが曲がったり、エスレンとバルサ材がはがれてしまい、後から瞬間接着剤で接着し直します。
また、エンドリブが曲がらないために、積層板を挟むなどのアイデアもあったのですが、制作が困難なために、実用化していませんでした。

エポキシは、接着完了すると、硬化し、この二つの問題を解決するのに有効そうだったので、接着実験しました。

IMGP4513.JPG







エスレンの6ミリスライスの両面にバルサ材を接着した、大きさ450×80の試験片を作りました。
その試験片の片側を固定して重りを乗せていきます。

IMGP4514.JPGIMGP4518.JPG







左側がエポ、右側が77で接着されたエンドリブ試験片です。
結果は一目瞭然で、エポで接着した方は、少ししか曲がらず、77で接着した方は、エポよりも少ない重りで大きく曲がってしまいました。

試験片の重さも、77を使って接着した時よりも、エポの方が、約0.5グラム重くなり、コード1050ミリの中央翼換算で、約1.5グラム増加することになり、思ったほど重量の増加にはならないようです。
これは、77でしっかりと接着するためには、ある程度厚く接着剤を吹かねばなりませんが、エポの場合は、薄く塗っていけば十分に接着でき、接着材の量が思ったよりも少なくて済むということもあります。

エンドリブの曲げ対策を含めて考えるのならば、エポで接着した方が今のところ、有利に思われます。
今、試験片は、湿気を与えつつ、曲がったり、はがれたりしないかの調査に使われています。
これで、エポが有利なようなら、作り直せる範囲のエンドリブは、エポでの接着に変更します。
 

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
水のりは?
自分たちの頃は薄く塗るためにアルコールで薄めた水のり使ってたけど、今は使わないのかな。
77と比べてしっかり付くし、エポと比べると乾燥系の接着剤だから軽いと思うんだけど。
今は使ってないって事は何か問題があったのかもしれないけど。
M20ぱん 2008/09/06(Sat)23:43:47 編集
水のり
情報ありがとうございます。
水のりとは、スティックのり等の液体状ののりの事ですか?
スチのりを使っていたと聞いたことがあるので、スチのりのことですか?
M24の時には、77を使用していました。
今度、スチのりも試してみます。

後、エポを接着に使うのは、エンドリブを曲げに強くするという目的があり、エンドリブを強化するのに、何かを挟み込むよりも簡単にできるので試してみようと思ったからです。
エポで接着した人 2008/09/07(Sun)01:21:26 編集
スチのりでした
名称があやふやですみません。
強化目的ではエポには勝てないですね。
お邪魔しました。
M20ぱん 2008/09/07(Sun)23:20:50 編集
エンドリブ
エンドリブの反り具合は、1年生の頃から見ていました。雨の日なんかはヒドイもんですよね。今度試験片を見学しに行きます!
M26の湿気に弱い人 2008/09/10(Wed)00:05:42 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
うごめくもの
2.giff6d56521.gif
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
[08/30 M26パイロット]
[08/21 &u]
[04/10 M24外皮カッター]
[03/01 イスを置いていった人]
[02/19 M26パイロット]
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
忍者ブログ [PR]