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人力飛行機な奴ら
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先日書いたフェアリングの風洞実験について少し詳しく書きます。


実験の目的は、フェアリングのインテイク(吸気口)とアウトレット
(排気口)の位置決定です。

細かく分ければ、

・翼形の先端(よどみ点)にインテイクを設けるのか、もしくはより
 パイロットに近い位置するのか。また、開ける量はどの程度か。

・フェアリング内部の整流板の位置や角度の調整。

・アウトレットの位置と開ける面積の決定。

というのが主な目的です。

本来は試験飛行中にすることですが、どの程度回数を稼げるか不明です。

出来るだけめどをつけておきたいと考えました。

本来ならば、フェアリング内部の流量を確保するとともに、抵抗がど
の程度なのか測定し、考慮しながら決めたいところです。

しかし先生との相談の結果、風洞の天秤(揚力、抗力、モーメントな
どの空気力を測定する)に取り付けられ、かつ人を中に乗せられる物
を作るのは無理だという結論になりました。

抗力をとるかコクピット内の空冷をとるか。

フェアリング担当は、空冷を優先しました。パイロットのパフォーマ
ンスに影響が大きいのはそちらだと思うからです。

また、2つとも測る為に実験模型を2つ用意する時間はありません。

人でなく軽い人形を乗せて、内部は風速計で風量を測るというのも考
えられます。これなら模型は一つで済むでしょう。

しかし、人形は喋ってくれないので、内部の空気の流れの様子を知る
のに手間がかかります。あまり実験期間を長くはとれません。

以上のことから、コクピット内の風を最適なものにすることに重点を
置きます。




写真はコクピットの実寸模型です。風洞の高さにあわせて、高さだけ
は低くなっています。

今は床に寝そべっていますが、取り付ける部品が完成したら起き上が
ることでしょう。

その頃にはフェアリングの設計確認も終わり、12月からは製作に入
れるのではないかと密かに目論んでいます。

ちなみに実験自体は2月の中旬過ぎに2日程度するつもりです。
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